余裕の有無

新学期、役員決めの季節です。

 

昨日、近所に住む妹がPTAの役をもらいました。それなりに上の方の役みたいです。

 

妹曰く、

「一昨年、自分が上の子の分の役員で、次年度の役員決めの係だったとき、自分は欠席者に役を振らなかった。下の子の役は昨年やった。子ども一人につき1年でいい役で、今年は役をしなくていい予定だったから、役員決めを欠席した。そしたら、今年の役員さんは欠席者に役を振ったらしい。」

そうです。

 

欠席する人、欠席の人に役を振る人には賛否あると思います。

 

でも、PTAとか保護者会とか町内会とか、大多数の人が順番に持ち回りで引き受けるような役は、余裕のある人が余裕のあるときに引き受ければいいんじゃないかと思います。

で、その場合の「余裕」は他人と比べたり、他人が決めたりしちゃいけないと思います。

 

私が思う「余裕」は目に見えないものだから。

 

例えば、私、家計に余裕はありません。

古くて安普請の家に住んでいますし、身なりからも一目瞭然だと思います。

でも、自分のお給料を自分で管理しているので、数千円の立替払いなら、躊躇なくできます。余裕あります。

逆に、立派な邸宅の奥様で高価なものを身につけていても、家計の管理を旦那様がしていて、自分が現金を扱うことが少ない方は、立替払いに戸惑う方がいらっしゃいます。

 

数年前、体調をくずし、休職して自宅療養中のときに、

「タミコさん、働いてないし、子ども一人だし、できるよね。」

って、なかなか大変な役を頼まれ、病気のことが言えずに引き受けて、結局途中で入院して迷惑をかけたことがありましたが、今は万全と言えないけれど体調が回復し、仕事はフルタイムで残業たっぷりですが、時間の融通は利きます。数年前に比べれば、随分と余裕があります。

 

他人に押し付けられるんじゃなく、自分に余裕があるときに、自分ができる範囲の役を引き受けられればいいのにって思います。